2016年

1月

26日

【JPIERE-0155】検収基準の売上請求伝票作成(マニュアル)

 IFRS(国際財務報告基準、国際会計基準)では、「物品の所有に伴う重要なリスク及び経済価値が買い手に移転したこと」を収益の認識の要件としており、この要件を満たすのは買い手が検証した時点とする「検収基準」で売上を認識する事が求められるとされています。

 「検収基準」で売上を計上するためには、買い手から検証した旨の情報を受け取らないといけません。しかし、相手がある事であり、買い手側にも負担を強いる事になるので、実務的には、買い手から検証した旨の情報をタイムリーかつ確実に受け取るようにする事は困難でしょう。その場合、「みなし検収基準」で、出荷から納品(検収)が完了するまでの期間を見積もっておき、その期間を経過した日に収益を認識する事になります。

 JPiereでは「みなし検収基準」として「倉庫」と「販売地域」をキー情報として、みなし検収基準の日数を設定し、出荷納品伝票の日付に、みなし検収基準の日数を加算した日で、売上請求伝票を作成する事ができます。

検収基準の売上請求伝票作成(マニュアル)概要

 「検収基準の売上伝票作成(マニュアル)」は、納品がされていて、まだ請求されていない受注伝票のデータを検索ウィンドウに一覧表示し、その中から選択された受注伝票に対して、売上請求伝票を作成します。

 そして、会計の”費用収益対応の原則”により、売上請求伝票から自動仕訳で起票される売上と、出荷納品伝票から自動仕訳で起票される売上原価を対応させる必要がある事から、出荷納品伝票の「転記日付(DateAcct)」を売上請求伝票の「転記日付」と同じ日付に修正し、出荷納品伝票を再転記します。

検収基準の売上請求伝票作成(マニュアル)の画面

 検索条件を入力し、一覧表示された受注伝票の中から、検収基準で売上請求伝票を作成したいデータを選択して"検収基準の売上請求伝票作成(マニュアル)"ボタンを押します。

検収基準の売上伝票作成(マニュアル)の画面イメージ

検収基準の売上請求伝票作成(マニュアル)
検収基準の売上請求伝票作成(マニュアル)

検収基準の売上伝票作成(マニュアル)の検索条件

◆組織(任意入力)

 選択した組織の受注伝票が表示されます。

 

◆伝票タイプ(任意入力)

 選択した伝票タイプの受注伝票が表示されます。

 

◆取引先(任意入力)

 選択した取引先の受注伝票が表示されます。

 

◆移動日付(必須入力)

 選択した出荷納品伝票の移動日付の範囲内の受注伝票が表示されます。

 

検収基準売上計上資料

カスタマイズ情報

関連するクラス

  • jpiere.base.plugin.org.adempiere.base.JPiereInOutModelValidator
  • jpiere.base.plugin.org.adempiere.model.MDeliveryDays
  • jpiere.base.plugin.org.adempiere.process.DeliveryDaysInvoiceGenerate

カスタマイズ履歴

2016年10月30日

 検収基準による売上請求伝票の作成プロセスのロジックを、みなし検収基準のデフォルト値を参照して処理するように修正しました。

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