ローカルリポジトリの作成とEclipseの設定

 ここでは、ローカルリポジトリの作成とEclipseの設定について、調査及び研究した成果をまとめています。Windows7を前提にその手順をまとめていますが、基本的には他のOSでも同様の手順で開発環境を構築できるのではないかと思います。

 

ページ目次

  1. iDempiereのインストール
  2. Mercurialのインストール
  3. ソースコードのダウンロード
  4. Eclipseの設定
  5. 開発環境用のサーバー設定
  6. 参考サイト
  7. 関連するコンテンツ
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iDempiereのインストール

 開発環境の構築にさきだち、iDempiereをいわゆるローカルPCにインストール(セットアップ)して下さい。

 

参考:iDempiereのインストール Windows7

※Window7を前提に記載していますが、XPでもVISTAでもほぼ同様の手順でiDempiereをインストールする事ができると思います。

Mercurialのセットアップ

 分散バージョン管理システムのMercurialをインストールして下さい。

 GUIベースで管理できる、TortoiseHgもインストールすると視覚的に状況が把握できるので便利です。

ソースコードのダウンロード

 iDempiereのソースコードは、 Atlassian Bitbucketで管理しています。先にインストールしたMercurialのコマンドを使用して、ソースコードをダウンロードします。

cd $HOME/sources

hg clone https://bitbucket.org/idempiere/idempiere

"$HOME/sources"は、ソースコードを保存したい、フォルダを指定して下さい。ソースコードは約2GBほどあります。

【ポイント】フォルダの階層は深くしない

 ソースコードを保存するフォルダは、なるべく浅い位置で、パス名が長くならないようにした方が、経験的に良いようです。ダウンロード時になんらかにエラーが発生した場合には、パス名が長くなっていないか確認し、長いようであればパス名が短くなる位置にソースコードのダウンロード用フォルダを作成して、再度試してみて下さい。

【補足説明】ダウンロードしたソースコードをコピー(クローン)する

 iDempiereリポジトリからダウンロードしたソースコードは、iDempiereのリポジトリと同期を取る事に使用して、追加開発などはそこからコピー(クローン)を作成して行うようにすると、なんらかの理由で開発環境を破棄する場合でも、再度ソースコードをダウンロードする必要がありませんので、おススメです。

 

hg clone コピー元フォルダのパス コピー先フォルダのパス

 

中止: 予期せぬデータ終端(実データ:XXXXX バイド  期待データ:YYYYYYY バイド)

  理由はわかりませんが(多分ダウンロード時間のタイムアウト…)、ある時からソースコードをダウンロードすると、”中止: 予期せぬデータ終端(実データ:XXXXX バイド 期待データ:YYYYYYY バイド)”と表示され、ダウンロードが中止される事が頻発するようになりました。

 対応策として、繰返し"clone"のコマンドを実行する事になります。繰り返す度に、同じエラーが表示されダウンロードが中止されますが、実データの値が増えているはずです。私の経験では4~6回ほど繰り返すと、すべてのソースコードをダウンロードする事ができています。

  追記:以前は約1.5GBほどあったリポジトリのデータですが、IDEMPIERE-2940:reduce size of repositoryが行われたことにより、約270MBほどになりました。そのため、ダウン―ドの時間も大きく短縮され、タイムアウトになる事もほとんどないと思われます。

中止: 予期せぬデータ終端のエラーの対応策
中止: 予期せぬデータ終端のエラーの対応策

Eclipseの設定

Eclipseのダウンロード及び配置

 Eclipseをダウンロードし、適切な所に配置して下さい。ここからは、日本語化がされているEclipse3.7(Indigo)のFull All in Oneパッケージを下記のサイトよりダウンロードし、Cドライブの直下にpleiadesフォルダを配置している事を前提に記載して行きます。 

MergeDoc Project
MergeDoc Project

 Downloadボタンを押すと、pleiades-java-3.7.2.exeファイルがダウンロードされます。それをダブルクリックすると解答を促すポップアップが表示されますので、解凍します。

【ポイント】使用するEclipseのバージョンについて

 ここでは、Eclipse3.7を使用して開発環境の構築方法を説明をしていますが、最新のEclipse4.x系でも開発環境を構築する事ができます。ポイントとしては、このあとインストールする"Buckminstar"のプラグインのインストールバージョンを使用するEclipseのバージョンに合わせる事です。EclipseのバージョンとBunkminstarのバージョンがあっていないとエラーの原因になります。

Mercurial Eclipse Pluginのインストール

【注意】Mercurial Eclipse Pluginは必ずしもインストールする必要はありません。

Mercurial Eclipse Plugin は必ずしもインストールする必要はありません。プラグインのダウンロード先も変更となっており記載が古くなっていますので読み飛ばして、次のBuckminsterのインストールを行って下さい。

 分散型バージョン管理のMercurialのEclipseのプラグインをインストールします。インターネットにアクセスできる状態で行って下さい。

ヘルプ -> 新規ソフトウェアのインストール 

Eclipse
Eclipse
インストールポップアップ
インストールポップアップ
リポジトリ―の追加
リポジトリ―の追加

下記を設定して、OKボタンを押します。

  • 名前:Mercurial Eclipse
  • ロケーション: http://cbes.javaforge.com/update

そして少し待つと、インストールするソフトウェアを選択する所に、MercurialEclipseが表示されますので、チェックをして"次へ"ボタンを押します。

 インストールの途中でセキュリティー警告のポップアップが表示されるかもしれませんが、"OK"ボタンを押してインストールを続行して下さい。

 インストールが完了するとEclipseの再起動を促すポップアップが表示されますので、"はい"ボタンを押してEclipseを再起動して下さい。

Buckminsterのインストール

Eclipse
Eclipse
インストールポップアップ
インストールポップアップ

名前:Buckminster

ロケーション:http://download.eclipse.org/tools/buckminster/updates-3.7

【補足説明】インストールするBunkminsterのバージョン番号について

インストールするBunkminsterのバージョンは、使用するEclipseのバージョン番号と合わせる必要があります。もしEclipse4.3を使用する場合は、ロケーションの値は"http://download.eclipse.org/tools/buckminster/updates-4.3"とします。

次の3つのチェックをボックスをONにしてインストールします。

  • Buckminster - コア
  • Buckminster - Maven サポート
  • Buckminster - PDEサポート

 "使用条件の条項に同意します"のラジオボタンをONにして、"完了"ボタンを押し、インストールを開始します。

 インストールが完了したら、Eclipseの再起動を促すポップアップが表示されますので、再起動して下さい。

ワークスペースの切り替え

 EclipseのワークスペースをiDempiereのソースコードがあるフォルダにヘ高します。

ファイル -> ワークスペースの切り替え -> その他

Eclipseのファイルメニュー
Eclipseのファイルメニュー

 参照ボタンを押して、ワークスペースをiDempiereのソースコードがあるフォルダに変更して下さい。

ワークスペース・ランチャー
ワークスペース・ランチャー

 ワークスペースを変更したら、"OK"ボタンを押すと、Eclipseが再起動されてワークスペースが切り替わります。

Target Platformの設定

 ウィンドウ -> 設定

 プラグイン開発 -> ターゲット・プラットフォーム

名前に"Adempiere Target Platform"と入力し"追加"ボタンを押します。

ロケーションに"${workspace_loc}/targetPlatform"と入力し、"完了"ボタンを押します。

 エラーが表示されますが、Eclipseのワークスペースフォルダの下に"targetPlatform"というフォルダは別途自動作成されますので、このまま気にせず作業を進めます。

Adempiere Target PlatformのチェックをONにして、"OK"ボタンを押します。

iDempiereプロジェクトをEclipseに読み込む

 参照ボタンを押して、iDempiereのソースコードの"org.adempiere.sdk-feature”フォルダの"adempiere.mspec"を選択します。

 処理が完了すると、プロジェクト・エクスプローラーに、iDempiereの各種プロジェクトの階層が表示されます。

 以上で、開発環境の構築は完了になります。

ビルドエラー:XXXXXXXXXXXXXに必要なライブラリーXXXXXがありません

 すべてのプロジェクトをリフレッシュしてから、再度クリーン&ビルドを実行して下さい。


ビルドエラー:org.zkoss.zk.libraryに必要なライブラリーXXXXXがありません

 iDempiereの3.0と3.1において、開発環境を構築後クリーン&ビルドを実行するとorg.zkoss.zk.libraryに必要なライブラリーが15項目ほど無い旨のエラーが表示されます。その際は、下記のページを参考にして下さい。

org.zkoss.zk.libraryに必要なライブラリーが無い事によるビルドエラー
org.zkoss.zk.libraryに必要なライブラリーが無い事によるビルドエラー

開発環境用サーバー設定

 ここまでの手順で開発環境は構築できましたが、デバッグなどを行うためには開発環境用のサーバー設定を行っておく必要があります。

Eclipse アプリケーション -> Install.app を選択して"実行"ボタンを押します。

"アデンピエレサーバー設定"ポップアップウィンドウが表示されますので、Installを参考に設定して下さい。

参考サイト

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