JPiere ベース プラグイン【JPBP】

  JPiereベースプラグインは、その名の通り、JPiereのベースとなる機能を1つのプラグインとしてまとめて提供しています。日本の商慣習に対応するための機能は基本的にJPiereベースプラグインとして開発しています。

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JPiereベースプラグインの主なカスタマイズ

  iDempiereの標準機能では、通貨の表示は小数点第2位まで表示されます。これは通貨がドルやユーロであれば良いですが、円の場合100円が‘100.00’と表示されて、日本人にとっては違和感があり、見にくいのも事実だと思います。そこで、JPiereでは通貨の小数点以下の端数表示の制御を「通貨精度(Currency Precision)」という情報をもとに制御できるようにカスタマイズしました。

 iDempiereの標準機能では消費税の端数処理は四捨五入ですが、JPiereでは消費税の端数処理の方法を”切捨て”、”切上げ”、”四捨五入”などの中から選択できるようにしました。

 iDempiereの標準機能では、出納帳(Bank Statement/Account Book)では消費税の計算が行えません。 しかしながら、出納帳を小口現金出納帳として使用したり、銀行への支払手数料等を処理する場合には、消費税を計算し、自動仕訳が起票される機能は必要です。そのためJPiereベースプラグインでは出納帳で消費税を計算する機能を提供しています。

 iDempiereでは「得意先(Customer)」も、「仕入先(Vendor)」も「従業員(Employee)」も、「取引先(Business Partner)マスタ」で管理します。この取引先マスタは必ずしも1法人が1取引先マスタになるとは限りません。

 例えば、得意先が店舗展開している業界で、請求書をその店舗ごとに発行する必要があるケースでは、取引先マスタを店舗ごとに登録する必要があります。

 そこでJPiereでは、取引先マスタを法人単位でまとめる法人マスタと、さらにその法人を企業グループ単位でグルーピングする事のできる企業グループマスタを追加しました。

 日本には五十払い(ごとばらい)といわれるような、ひと月に複数の締日を設けて支払いを行う商慣習が存在します。JPiere(ジェイピエール)は日本の商慣習に対応する事を目的としているため、五十払いのようなひと月に複数の締日のあるケースを適切に処理することのできるようにしました。

 このまとめ請求書の機能は、締日を設けて請求書を発行する必要があり、会計側で売上の計上をリアルタイムで把握したい場合に使用する事を想定しています。

 iDempiereでは売り上げの計上(売上の仕訳の起票)は売上請求伝票で行います。そのため月次の締め処理で売上請求伝票を一括して作成する場合、それまでの間は会計の仕訳として売上は計上されません。受注伝票と出荷納品伝票から、売上金額を把握する事はもちろん可能ですが、iDempiereで会計を導入する場合、やはり会計側でも仕訳としてリアルタイムで売上を確認したいのではないでしょうか?

 ”まとめ請求書”の機能の本質は、売上請求伝票(売上の仕訳)を作成するタイミングと請求書(請求データ)を作成するタイミングを分ける事にあります。

 売上請求伝票は会計的に売上を計上するタイミングで作成する事を前提に、請求書を作成するために必要となるデータは締日以降に”まとめ請求書”の機能を活用し作成します。そうすることで締日を設けて請求書を発行している日本企業が、iDempiereをERPとして活用する場合に、利益をリアルタイムで把握するというERPの最大のメリットのひとつを享受できるようになります。

JPiereベースプラグインのリポジトリ

 JPiereベースプラグインは下記のリポジトリで管理しています。

JPiereベースプラグインのカスタマイズ一覧

 JPiereベースプラグインとして施されているカスタマイズを一覧表示しています。