【JPIERE-0083】住所入力関係

オープンソースのERP iDempiereの住所入力ポップアップウィンドウは標準機能のままでは少々使いづらいところがあります。そのため、JPiereでは、住所入力が行い易いようにカスタマイズを施しました。

オープンソース(OSS) ERP Solutions

簡易入力画面(JPCS)

iDempiereの標準機能の住所入力ポップアップウィンドウは、標準機能のままでは少々使いづらいところがありますので、住所入力フィールドで右クリックで表示される簡易入力画面をパラメータ設定で作成致しました。

住所入力フィールドの右クリックメニュー
住所入力フィールドの右クリックメニュー
住所簡易入力ポップアップウィンドウ
住所簡易入力ポップアップウィンドウ

【補足説明】JPiereでは住所4のフィールドはラベルとして使用する運用を想定しています。(2018年5月29日に廃止)

JPiereでは住所のデータを識別するためのラベルとして住所4フィールドを使用する運用を想定しています。住所データだけでは、どこの住所かわかりませんので、住所4にわかりやすい説明(ラベル)を入力して下さい。そのため住所4フィールドは必須入力にしてあります。

【補足説明】JPiereでは住所のラベルとしてJP_Location_Labelカラムを追加しています。(2018年5月29日より)

JPiereでは住所のデータを識別するためのラベルとしてJP_Location_Label(英語:Location Label/日本語:住所ラベル)カラム追加しています。住所データだけでは、どこの住所かわかりませんので、JP_Location_Labelカラムにわかりやすい説明(ラベル)を入力して下さい。そのためJP_Location_Labelカラムは必須入力にしてあります(デフォルト値はLocation)。ただし、初期状態ではJP_Location_Labelカラムにはユニーク制約は設定していませんので、必要に応じて設定して下さい。

住所画面(JPCS)

iDempiereの標準の住所ウィンドウ(画面)は、そのフィールドの配置が日本向けではありませんでした。そこで、JPiereでは日本向けのフィールド配置のウィンドウ(画面)を用意致しました。

JPiere 住所画面
JPiere 住所画面

ダイナミックバリデーション(JPCS)

先に入力した都道府県の情報をもとに、選択する市区町村を制限できるようにC_LocationテーブルのC_City_IDカラムに次のダイナミックバリデーションを追加しました。

◆JP City in Region

ロジック:C_City.C_Region_ID = @C_Region_ID@


コールアウト(JPBP)

◆JPiereRegionCallout.java

 都道府県(C_Region_ID)を選択した際に、その名称が都道府県(表示名称)(RegionName)に入力されるようにコールアウトを作成しました。


◆JPiereCityCallout.java

 市区町村(C_City_ID)を選択した際に、その名称が市区町村(表示名称)(City)に入力されるようにコールアウトを作成しました。

都道府県コード順のリスト表示(JPCS)

 iDempiereの標準機能では地域(都道府県)のマスタが都道府県コード順にリスト表示されていないため、都道府県を選択入力する際に探すのが大変でした。そこで、JPiereでは、都道府県コード順にリスト表示できるリファレンスを追加致しました。

都道府県コード順のリスト表示
都道府県コード順のリスト表示

追加リファレンス

◆JP C_Region

住所検索ウィンドウ(Info Window)(JPCS)

 日本人が使用しやすいような住所検索ウィンドウ(Info Window)を追加致しました。

住所検索ウィンドウ
住所検索ウィンドウ

追加検索ウィンドウ

◆JP Location

更新情報

2018年5月29日

◆C_LocationテーブルにJP_Location_Labelの追加

これに伴い、検索ウィンドウ等も使い安陽に修正しました。

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