【Jasper Lab-0006】表示するデータが無かった場合の対応

 JasperReports(ジャスパーレポート)のレポートを抽出条件をして指定して表示する際に、その条件に合致したデータが無かった場合、デフォルト設定では白紙で表示されてしまいます。そこで、ここでは、表示するデータが無かった場合の対応を調査及び研究し、その成果をまとめています。

前提

条件に合致するデータがある場合は下記のように普通に表示されます。

当たり前ですが、データがある場合は普通に表示されます。
当たり前ですが、データがある場合は普通に表示されます。

しかし、条件に合致するデータがない場合は下記のように白紙で表示されます。

条件に合致するデータが無ければ白紙で表示されます
条件に合致するデータが無ければ白紙で表示されます

対応

データが無かった場合に表示されるNo Dataバンドを追加

ジャスパーレポートジャスパースタジオでは表示するデータが無かった場合に、表示する"No Data"というバンドが用意されています。

 No Data バンドを 追加する
No Data バンドを 追加する

No Dataバンドの編集

ここではサンプルとして"No Data"バンドに"No Data"というスタティックなテキストを表示する事とします。

No Data バンドの編集
No Data バンドの編集

レポートのプロパティのWhen No Data Typeの設定

レポートのプロパティに、When No Data Typeという、データが無かった場合の処理を選択するプロパティがありますので、そこで"No Data Section"を指定すると、表示するデータが無かった場合に"No Data"バンドを表示してくれます。

レポートのプロパティのWhen No Data Typeの設定
レポートのプロパティのWhen No Data Typeの設定

そうすると、次のように表示するデータが無かった場合にNo Data バンドの内容が表示されます。

データが無かった場合の表示例
データが無かった場合の表示例