iDempiere/JPiere12をインストールするために、オープンソースのデータベースPostgreSQL16をUbuntu24.04 LTS (2029年4月頃までサポート)にインストールする方法について、調査及び研究し、その成果をまとめています。
※Ubuntu24.04では、普通にPostgreSQLをインストールするとバージョン16がインストールされる様子ですが、ここではPostgreSQL公式のリポジトリからPostgreSQL16をインストールする方法について記載します。
PGDG(PostgreSQL公式)APT リポジトリから PostgreSQL 16 をインストール
参考
リポジトリ設定ツールのインストール
sudo apt install -y postgresql-common
PGDG リポジトリ追加スクリプトの実行
sudo /usr/share/postgresql-common/pgdg/apt.postgresql.org.sh
PostgreSQL 16 のインストール
sudo apt update
sudo apt install postgresql-16
バージョン確認
インストールが完了したら、それを確認するために、インストールしたPostgreSQLのバージョンを確認しておきましょう!
psql --version
データベースの初期化
データベースの初期化は不要
Ubuntuではinitdbの処理は不要です。
自動起動
PostgreSQLの自動起動設定も不要です。
初期設定
postgresql.confの設定
必要に応じて、postgresql.confを修正して下さい。
sudo nano /etc/postgresql/16/main/postgresql.conf
ここではとりあえず、 listen_address = 'localhost'のコメントアウトを解除 -> 先頭の"#"を削除 しておきます。
テキストエディタのnanoで保存する際には、"Ctrl+X"を押して、"Y"を押して"Enter"を押します。
pg_hba.confの設定
必要に応じてpg_hba.confを設定して下さい。
sudo nano /etc/postgresql/16/main/pg_hba.conf
trustにすると認証を行うことなく接続を許可する設定になりますので、セキュリティー的には下記のようにmd5などと設定する方が良いかと思います。
テキストエディタのnanoで保存する際には、"Ctrl+X"を押して、"Y"を押して"Enter"を押します。
PostgreSQLの再起動
設定の変更を有効にするためにPostgreSQLを再起動
sudo service postgresql restart
iDempiereをインストールするための設定
adempiereユーザーロールの作成
sudo su - postgres
psql -U postgres -c "CREATE ROLE adempiere SUPERUSER LOGIN PASSWORD 'adempiere'"
logout
iDempiereのデータベースの作成
createdb --template=template0 -E UNICODE -O adempiere -U adempiere idempiere
psql -d idempiere -U adempiere -c "ALTER ROLE adempiere SET search_path TO adempiere, pg_catalog"
ダンプファイルのリストア
新規の環境を構築する場合は、PostgreSQLのダンプファイルをリストアする必要があります。リストアするダンプファイルはiDempiereとJPiereでは異なりますので注意して下さい。
psql -d idempiere -U adempiere -f ExpDat.dmp
【補足説明】iDempiereとJPiereとはダンプファイルが異なります。
iDempiereの環境を構築する場合とJPiereの環境を構築する場合とでは、リストアするダンプファイルが異なりますので、注意して下さい!!
jarの拡張子は、Zip解凍できます。Zip解凍するとdmpの拡張子になりPostgreSQLにリストアすることができます。
【iDempiereのダンプファイル】
- iDempiereサーバーのData -> seed の中にある、Adempiere_pg.jar
【JPiereのダンプファイル】
- SourceForgeにインストールパッケージと一緒に掲載しているExpDat.jarファイル
- JPCSのDataフォルダの中にある、ExpDat.jarファイル
iDempiereのダンプファイル
JPiereのダンプファイル
◆SourceForgeにインストールパッケージと一緒に掲載しているExpDat.jarファイル
◆JPCSのDataフォルダの中にある、ExpDat.jarファイル
こちらのダンプファイルを使用する場合にはブランチに気を付けて使用して下さい。
最新のナンバリングされているブランチには、最新のダンプファイルがアップされています。こちらのダンプファイルを使用する場合には、最新のナンバリングされているブランチを使用してJPiereの環境を構築したい場合にオススメします。
その他
iDempiereデータベースの削除
dropdb -U adempiere idempiere
参考サイト
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