iDempiere ver12より売上/仕入請求伝票の再アクティブができるようになったので、その挙動について調査及び研究し、その成果をここにまとめておきたいと思います。
伝票タイプでの再アクティブのチェックの実装
伝票タイプに「再アクティブ可能(IsCanBeReactivated)」フラグ追加されて、伝票タイプ毎に再アクティブを可能にするかどうか制御できるようになりました。
このことにより現時点で再アクティブするかどうか制御できる伝票は下記の通りです。
◆これまで再アクティブできた伝票
- 受注伝票/発注伝票
- 振替仕訳伝票
◆今回の修正で再アクティブできるようなった伝票
売上請求伝票/仕入請求伝票の再アクティブ
iDempiere ver12よりいったん完成にした売上請求伝票と仕入請求伝票を再アクティブして編集できるようになりました。
しかしながら、なんでもかんでんも再アクティブできるわけではありません。既に債権/債務の消込処理が行われていたり、発注照合、請求照合されている仕入請求伝票の場合は再アクティブできません。
再アクティブするための条件
下記の条件にすべて合致する場合に再アクティブできます。
- 使用している伝票タイプの再アクティブ可能フラグがONである。
- 債権/債務の消込処理が行われてない。
- 発注照合が行われていない。
- 請求照合が行われていない。
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