【JPIERE-0546(v9)】ユーザーの組織アクセス情報の一括更新

このカスタマイズでは、ユーザーの組織アクセス情報に設定した有効日付をもとに、アクティブフラグを一括更新します。

大きな組織変更がある場合など、あらかじめ権限設定を登録しておきたい時があります。そのような時に、有効日付を設定したデータを登録しておき、組織変更の日付にこのプロセスを実行する事で、ユーザーがアクセスする組織を一括更新する事ができます。

 

ユーザーの組織アクセスタブ

ユーザーの組織アクセスタブでは、職責のユーザー組織アクセス優先フラグがONの場合に、ユーザーがアクセスできる組織を設定できます。

このカスタマイズでは、その設定に有効開始日と有効終了日を追加して、ユーザーの組織アクセス情報の一括更新プロセスを実行した日時が、その有効日付の範囲内の場合、そのデータのアクティブフラグをONにして、範囲外の場合にOFFにします。

ユーザー(JPiereウィンドウ)

ユーザー(JPiereウィンドウ)
ユーザー(JPiereウィンドウ)
ユーザー(JPiereウィンドウ)-組織アクセスタブ
ユーザー(JPiereウィンドウ)-組織アクセスタブ

ユーザーの組織アクセス更新プロセス

  • 組織 … 組織で一括更新する範囲を制限する事ができます。入力が無い場合は、すべての組織のアクセス情報が更新対象となります。

 

処理ロジック

プロセスの実行日時と有効開始日と有効終了日をもとに、アクテイブフラグをON/OFF

します。

◆組織アクセスのデータをアクティブにする

プロセスを実行した日時が、組織アクセスのデータの有効開始日から有効終了日の範囲内で、アクティブフラグがOFFのデータをONにします。

◆組織アクセスのデータを非アクティブにする

プロセスを実行した日時が、組織アクセスのデータの有効開始日から有効終了日の範囲外で、アクティブフラグがONのデータをOFFにします。

使い方

例)2022年4月1日に組織改正がある

◆2022年4月1日からアクセス可能になる組織の設定

  • 2022年3月31日までの間は、有効開始日に2022年4月1日を設定してアクティブフラグを外して下さい。
  • 有効終了日は、空欄でも大丈夫です。
  • 2022年4月1日以降に、ユーザーの組織アクセス更新プロセスを実行する事で、アクティブフラグがONになりアクセスできるようになります。
  • ユーザーの組織アクセス更新プロセスをスケジュールに登録する事で、2022年4月1日になったら自動的に更新させる事もできます。
ユーザーの組織アクセス設定例
ユーザーの組織アクセス設定例

◆2022年4月1日からアクセスが出来なくなる組織の設定

  • 2022年3月31日までに、有効終了日に2022年3月31日を設定してアクティブフラグはONにして下さい。
  • 有効開始日は、空欄でも大丈夫です。
  • 2022年4月1日以降に、ユーザーの組織アクセス更新プロセスを実行する事で、アクティブフラグがOFFになり、アクセスできなくなります。
  • ユーザーの組織アクセス更新プロセスをスケジュールに登録する事で、2022年4月1日になったら自動的に更新させる事もできます。
ユーザーの組織アクセス設定例
ユーザーの組織アクセス設定例

カスタマイズ情報

追加カラム

◆AD_User_OrgAccessテーブル

  • JP_ValidFrom カラム
  • JP_ValidTo カラム

追加クラス

  • jpiere.base.plugin.org.adempiere.process.AccessUpdateUserOrg

カスタマイズ履歴

2023年3月5日(v10) 有効終了日の判定の不具合を修正

有効終了日の判定に不具合があったので修正しました。