【JPIERE-0576(v9)】外貨建ての出納帳の仕訳で、入金/支払と結びついている明細には、入金/支払伝票の為替レートを適用する

 外貨建ての出納帳の明細と入金/支払伝票が結びつく場合、その仕訳の為替レートは、入金/支払伝票のレートを適用するようにしました。

カスタマイズ理由その1

このカスタマイズを適用しない場合は、例えば入金伝票が2022年12月31日(為替レート1ドル=100円)として、出納帳を2023年1月1日(為替レート1ドル=120円)で記帳した場合に、銀行仮勘定の科目の残高が相殺されずに残ってしまいます。通常、入金伝票の転記日付=出納帳の転記日付ですので、このようなことは心配する必要はないのですが、入金伝票と出納帳の転記日付が違ってもシステム的にエラーになるようなことはありませんので、外貨建ての取引がある場合、今回のカスタマイズを適用することがより安全だと思います。

このカスタマイズを適用した場合の例

  • 2022年12月31日: 入金伝票(100ドル @100円)
  • 2023年1月1日: 出納帳(100ドル @120円)

【仕訳イメージ】

 2022年12月31日: 入金伝票

  (借方) 銀行仮勘定  10,000円  /  (貸方)入金仮勘定  10,000円

 2023年1月1日: 出納帳

  (借方) 預金勘定  10,000円  /  (貸方)銀行仮勘定  10,000円

◆2022年12月31日: 入金伝票(100ドル @ 100円)

入金伝票
入金伝票
入金伝票の仕訳
入金伝票の仕訳

◆2023年1月1日: 出納帳(100ドル @ 120円)

出納帳
出納帳
出納帳の仕訳
出納帳の仕訳

 

このカスタマイズを適用した場合の例

このカスタマイズを適用しない場合は、例えば入金伝票が2022年12月31日(為替レート1ドル=100円)として、出納帳を2023年1月1日(為替レート1ドル=120円)で記帳した場合に、銀行仮勘定の科目の残高が相殺されずに残ってしまいます。

  • 2022年12月31日: 入金伝票(100ドル @100円)
  • 2023年1月1日: 出納帳(100ドル @120円)

【仕訳イメージ】

 2022年12月31日: 入金伝票

  (借方) 銀行仮勘定  10,000円  /  (貸方)入金仮勘定  10,000円

 2023年1月1日: 出納帳

  (借方) 預金勘定  12,000円  /  (貸方)銀行仮勘定  12,000円

 ※2023年1月1日のレートで出納帳の仕訳が起票されてしまうことにより、銀行仮勘定の残高が残ってしまいます・・・。 T。T

カスタマイズ理由その2

 入金伝票と出納帳の転記日付を同じ日付にした場合でも、入金伝票の為替レートを上書きした場合には、出納帳の為替レートと異なってしまって、銀行仮勘定に残高が残ってしまうことになります。

カスタマイズ情報

クラス

  • jpiere.base.plugin.org.compiere.acct.Doc_BankStatementJP
  • jpiere.base.plugin.org.compiere.acct.DocLine_BankStatementJP
Doc_BankStatementJPの修正箇所
Doc_BankStatementJPの修正箇所
DocLine_BankStatementJPの修正箇所
DocLine_BankStatementJPの修正箇所