【iDempiere Lab】受注/発注伝票でプライスリストに登録されていない品目も明細に入力できるようになりました。

iDempiere ver9の機能改善の1つとして、受注伝票/発注伝票の明細に、プライスリストに登録されていない品目も入力できるようになりました。

iDempiere8までの仕様

iDempiere8までの仕様として、受注伝票と発注伝票の明細には、プライスリストに登録されている品目しか入力する事ができませんでした。

受注伝票
受注伝票

プライスリストに登録されていない品目が選択できない事で、誤入力を防ぐ事ができるなど便利な面もありましたが、その反面で品目を登録したら必ずプライスリストにも登録しないといけないので、運用方法によっては少々面倒な面もありました。

iDempiere9からの仕様

iDempiere9からは、伝票タイプの設定により、iDempiere8までの仕様通り、プライスリストに登録されている品目マスタだけを明細に入力を許可するのか、それともプライスリストに登録されていない品目も明細に入力を許可するのか選択できるようになりました。

伝票タイプ
伝票タイプ

プライスリストに無い品目の許可

◆ON

受注伝票明細と発注伝票明細にプライスリストに登録されていない品目も入力する事ができます(Ver9から追加された仕様)

◆OFF

受注伝票明細と発注伝票明細にプライスリストに登録されていない品目は入力する事ができません(Ver8までの既存の仕様)

JPiereの改修

このiDempiereの改修に伴い、JPiereも同様の仕様になるように修正しました。

見積伝票

見積伝票でも、受注伝票/発注伝票と同様に、伝票タイプの「プライリストに無い品目の許可」フラグにより、プライスリストに登録されていない品目を明細に入力を許可するかどうか制御するようにしました。

 

契約書 と 契約テンプレート

契約書と契約テンプレートでも、受注伝票/発注伝票と同様に、「基点となる伝票」フィールドが"SOO-受注伝票"か"POO-発注伝票"の時に「基点となる伝票の伝票タイプ」フィールに設定されている伝票タイプの「プライリストに無い品目の許可」フラグにより、プライスリストに登録されていない品目を契約内容明細に入力を許可するかどうか制御するようにしました。