ADempiere(アデンピエレ)の歴史

2012年

8月 特定非営利活動法人日本ADempiereの会設立

2011年

9月 ADempiere3.7公開

2009年

9月 SourceForgeの週間活発度ランキング1位

2006年

9月 Compiereからフォークし、SourceForgeにADempiereプロジェクトが誕生する

ADempiere(アデンピエレ)誕生の経緯

ADempiereの歴史は1999年に始まります。ADempiereには前身にあたるCompiere(コンピエール)というソフトが存在し、1999年はCompiereがオープンソースのERPとして公開された年になります。

Compiereはソースコードの公開後、開発コミュニティーと、開発の中心人物であったヨルグ・ヤンケ (Jorg Janke)氏が設立したComPiere社(※社名を表すCompiereは"P"を大文字にするのが慣習)が中心になって開発が進められました。Compiereは2002年から4年間、SourceForge(※オープンソースのソフトウェア開発のためにデータの保管と各種サービスを提供しているサイト)のTOP10プロジェクトにランキングされ、2006年には100万ダウンロードを達成するなど、オープンソースのERPとして注目を集める事に成功しました。

しかし、2006年にComPiere社がベンチャーキャピタルから出資を受けると、Compiereは商業化を強く模索するようになりました。このComPiere社の商業化の方針に異を唱えた開発コミュニティーのメンバーが2006年にCompiereから分離して、CompiereをもとにしてADempiereの開発を始めました。