【JPIERE-0365】計上伝票から請求伝票作成

 JPIERE-0363:契約管理JPIERE-0364:売上/仕入計上伝票の周辺機能のひとつとして、売上/仕入計上伝票から売上/仕入請求伝票を作成する機能を作成しました。

計上伝票から請求伝票作成概要

 JPiereの契約管理において、売上請求伝票は受注伝票から、仕入請求伝票は発注伝票から"派生伝票"として作成する事ができます。しかし受注した金額と売上金額が必ずしも同じ金額にならないようなケースでは、売上計上した金額から請求書を発行したいようなケースもあるかと思います。そのようなケースに対応できるように、計上伝票から請求伝票を作成できるようにしました。

メニュー

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契約会計情報の設定

 計上伝票から請求伝票を作成するためには、契約会計情報マスタの"計上伝票から請求伝票作成方針"の設定が必要です。

契約会計情報マスタ
契約会計情報マスタ
  • マニュアル…検索ウィンドウで計上伝票を選択して、請求伝票を作成する事ができます。
  • 全計上後一括請求…プロセスで全ての明細が計上済みになった受発注伝票を抽出して一括で請求伝票を作成します。
  • 計上後都度請求…計上伝票を完成にする時に、請求伝票を作成します。
  • 計上伝票から請求伝票は作成しない…計上伝票から請求伝票は作成しません。

 計上伝票から請求伝票を作成する場合、派生伝票作成方針は、"マニュアル"か"入出荷伝票のみ作成"にする必要があります。他にも請求伝票を計上伝票から作成するため、それ以外の方法で自動で請求伝票が作成できないように契約内容の設定時にチェックしています。

契約内容の設定
契約内容の設定

 "基点となる伝票の伝票タイプ"の設定と"派生伝票作成方針"、契約会計情報の"計上伝票から請求伝票作成方針"は矛盾の無いように設定する必要があります。

計上伝票から請求伝票作成 - 全計上後一括請求プロセス

 契約会計情報の"計上伝票から請求伝票作成方針"が"全計上後一括請求"の受発注伝票で、全ての明細が計上済みになった場合に、計上伝票から請求伝票を作成します。

 このプロセスではまずはじめに、契約会計情報の"計上伝票から請求伝票作成方針"が"全計上後一括請求となっている受発注伝票の明細で、注文数量と計上済数量が同数の明細行が1行でもある受発注伝票を抽出します。

 その後、受発注伝票の明細がすべて計上済みと判定した場合に、計上伝票から請求伝票を作成します。

 マニュアル操作で1つでも請求してしまうとプロセスの対象外となります。処理の対象外となった場合は、マニュアル操作で請求伝票を作成して下さい。

売上計上伝票から売上請求伝票作成 - 全計上後一括請求プロセス
売上計上伝票から売上請求伝票作成 - 全計上後一括請求プロセス
  • 請求日付…請求伝票の請求日付となります。
  • 転記日付…請求伝票の転記日付となります。
  • 伝票ステータス更新…作成した請求伝票に行う伝票ステータス更新処理を選択します。空欄の場合は"草案"で作成されます。
  • 組織…処理対象を組織で制限したい場合に、処理対象となる組織を入力します。
  • 契約カテゴリ…処理対象を契約カテゴリで制限したい場合に、処理対象となる契約カテゴリを入力します。

計上伝票から請求伝票作成(マニュアル)

 選択した計上伝票からまとめて請求伝票を作成する事ができます。受発注伝票が必須入力となっており、入力した受発注伝票と結びつく計上伝票が一覧表示されます。その中から、請求伝票を作成したい計上伝票にチェックし、プロセスを実行して下さい。

計上伝票から請求伝票作成(マニュアル)
計上伝票から請求伝票作成(マニュアル)

計上伝票と請求伝票の結びつき

 計上伝票から請求伝票を作成した場合、計上伝票と請求伝票が結びつきます。請求伝票の明細には、作成元となった売上計上伝票の明細情報を保持します。売上計上伝票明細も、売上請求伝票明細の情報を保持します。

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