【JPIERE-0520】未処理WFアクティビティ(申請者用)検索ウィンドウでの申請取消し

【JPIERE-0515】検索ウィンドウでの申請したワークフロー(WF)の確認で作成した未処理WFアクティビティ(申請者用)検索ウィンドウで、ワークフローの申請を取り消しできるプロセスです。

未処理WFアクティビティ(申請者用)
未処理WFアクティビティ(申請者用)

未処理WFアクティビティ(申請者用)検索ウィンドウで、申請を取り消ししたい、未処理WFアクティビティを選択して、下部にある"WF申請の取り消し"ボタンを押します。

WF申請を取り消すコメントを入力して、OKボタンを押して下さい。

【ポイント】

取り消しするのは、選択した未処理WFアクティビティが属するWFプロセス全体になります。1つのWFプロセスに複数の未処理WFアクティビティがある場合には、そのうち1つを選択して取り消し処理すると、すべてが取り消される事になります。

 

WF申請の取り消し後の伝票ステータス

WF申請の取り消しを行った対象の伝票の伝票ステータスは、原則として"確認中(IP)"になります。

◆システムコンフィグ設定:JP_WF_ABORT_DOCSTATUS_DRAFT_TABLE

システムコンフィグ設定で、伝票のヘッダテーブルを設定する事で、WF申請の取り消しを行った対象の伝票の伝票ステータスを"草案(DR)"に戻す事もできます。

システムコンフィグ設定
システムコンフィグ設定

複数のテーブルを指定したい場合には、","で区切って下さい。コンフィグレベルはクライアントになります。

【注意】草案に戻すのは自己責任で‼

システムコンフィグの設定で、WF申請の取り消しを行った対象の伝票の伝票ステータスを"草案"に戻せるようにしていますが、iDempiereの標準機能では、1度伝票ステータスの更新処理を行った伝票が"草案"に戻るような事はありません。また受注伝票は引当て処理が行われるので、"草案"に戻すのは適切ではありません。草案に戻す場合、草案に戻して支障のない伝票かどうか判断して設定して下さい。

【補足説明】WF申請中の伝票を編集できないようにしたい場合

WF申請中の伝票を編集できないようしたい場合、タブの読取専用ロジックに、「@DocStatus@='AP'」とする事をオススメします。APは"承認"の伝票ステータスです。一人目の承認が行われると伝票ステータスが承認(AP)になり、承認処理中である事がわかるようになっています。

WF申請を取り消すと、伝票ステータスは"確認中"になりますので、再度伝票を編集できるようになります。

カスタマイズ情報

追加クラス

  • jpiere.base.plugin.org.adempiere.process.WFProcessAbort

カスタマイズ履歴

2023年7月25日(v10):処理済みのWFに対して申請の取消をしないように修正しました。

処理済みのWFに対して申請を取り消ししないように修正しました。

  • jpiere.base.plugin.org.adempiere.process.WFProcessAbort

2022年1月26日:WF申請を取り消しした際に対象の伝票の伝票ステータスを"確認中"にするようにしました。

システムコンフィグの設定で"草案"に戻す事も可能です(自己責任)‼