【JPIERE-0301】入金データインポートスキーマ

 入金データインポートスキーマは、入金データの取り込み方法と債権との自動照合の方法を設定します。入金データのインポート処理は、入金データインポートスキーマの設定に従って行われます。入金データのインポートから、自動照合、伝票を作成する方法とそれぞれの処理をプロセスとして自由にカスタマイズし、呼び出す事ができます。

 入金データをインポートする際に、入金データインポートスキーマをひとつ選択し処理方法を決定します。

入金データインポートスキーマ
入金データインポートスキーマ

【カスタマイズポイント】入金データインポートスキーマ

 入金データのインポート処理を自由にカスタマイズするために、入金データインポートスキーマがあります。インポート処理、取引先マスタとの照合処理、債権との自動照合処理、伝票の作成処理と、それぞれの処理をプロセスとして自由にカスタマイズし呼び出す事ができます。それぞれの処理で必要になる情報は、あらかじめ入金データインポートスキーマに追加してもらう事を想定しています。

入金データインポートスキーマの入力項目

◆デフォルト(Default)

デフォルトで使用する入金データインポートスキーマは、ONにする想定。備忘記録的なフラグ。

◆入金(ON)/支払(OFF)

入金データインポートスキーマでは、常に”ON”になっており変更する事はできない。

◆差異許容金額(Acceptable Difference Amount)

債権を照合する際に許容できる金額を入力する事を想定。

◆料金タイプ (Charge)

差異許容金額内の差異があった場合に、その差異を処理する料金タイプを入力する事を想定。

◆税金情報マスタ(Tax)

差異許容金額内の差異があった場合に、その差異を処理する料金タイプの税金情報マスタを設定する事を想定。

入金データインポートクラス (Class of Bank Data Import)

入金データを取り込むのに使用するプロセスのクラスをパッケージ名から設定する事を想定。

取引先マスタ照合クラス (Class of Bank Data Match BP)

取り込んだ入金データを取引先マスタと照合するプロセスのクラスをパッケージ名から設定する事を想定。

売上請求伝票照合クラス (Class of Bank Data Match Invoice)

取り込んだ入金データを売上請求伝票と照合するプロセスのクラスをパッケージ名から設定する事を想定。

まとめ請求書照合クラス (Class of Bank Data Match Bill)

取り込んだ入金データをまとめ請求書と照合するプロセスのクラスをパッケージ名から設定する事を想定。

入金伝票照合クラス (Class of Bank Data Match Payment)

取り込んだ入金データを入金伝票と照合するプロセスのクラスをパッケージ名から設定する事を想定。

受注伝票照合クラス (Class of Bank Data Match Order)

取り込んだ入金データを受注伝票と照合するプロセスのクラスをパッケージ名から設定する事を想定。

伝票作成クラス (Class of Bank Data create Doc)

取り込んだ入金データをもとに、伝票を作成するプロセスのクラスをパッケージ名から設定する事を想定。

◆入金伝票の伝票タイプ (Payment Doc Type)

伝票作成クラスで入金伝票を作成する場合に、使用する伝票をタイプを設定する事を想定。

◆入金伝票の伝票ステータス更新 (Payment Doc Action)

伝票作成クラスで入金伝票を作成する場合に実施する伝票スタータス更新処理を設定する事を想定。

◆出納帳の伝票ステータス更新 (Bank Stmt Doc Action)

伝票作成クラスで出納帳を作成する場合に実施する伝票スタータス更新処理を設定する事を想定。

カスタマイズ情報

追加テーブル

◆JP_BankDataSchema

追加クラス

◆jpiere.base.plugin.org.adempiere.model.MBankDataSchema

カスタマイズ履歴

2023年7月14日(v10)

【JPIERE-0605(v10)】出納帳と製造指図伝票に伝票タイプが追加された事に伴う改修の一環として、入金データインポートスキーマに、出納帳の伝票タイプ( JP_BankStatementDocType_ID )の追加。

資料

関連するコンテンツ