【PostgreSQL-0022】Ubuntu22.04LTSにPostgreSQL14をインストールする

JPiere10をインストールするために、オープンソースのデータベースPostgreSQL14をUbuntu22.04 LTS (2027年4月頃までサポート)にインストールする方法について、調査及び研究し、その成果をまとめています。

PostgreSQL14をUbuntu22.04にインストールする

PostgreSQLと追加モジュール(contrib)をインストールします。ubuntuではPostgreSQL10よりContribはデフォルトで含まれているそうです。

sudo apt install postgresql-14

バージョンの確認。インストールが完了したら、それを確認するために、インストールしたPostgreSQLのバージョンを確認しておきましょう!

psql --version

データベースの初期化

データベースの初期化は不要

Ubuntuではinitdbの処理は不要です。

 

自動起動

PostgreSQLの自動起動設定も不要です。

初期設定

postgresql.confの設定

必要に応じて、postgresql.confを修正して下さい。

sudo nano /etc/postgresql/14/main/postgresql.conf

 ここではとりあえず、  listen_address = 'localhost'のコメントアウトを解除 -> 先頭の"#"を削除 しておきます。

 テキストエディタのnanoで保存する際には、"Ctrl+X"を押して、"Y"を押して"Enter"を押します。

 

pg_hba.confの設定

必要に応じてpg_hba.confを設定して下さい。

sudo nano /etc/postgresql/14/main/pg_hba.conf

設定例
設定例

trustにすると認証を行うことなく接続を許可する設定になりますので、セキュリティー的には下記のようにmd5などと設定する方が良いかと思います。

設定例
設定例

 テキストエディタのnanoで保存する際には、"Ctrl+X"を押して、"Y"を押して"Enter"を押します。

 

PostgreSQLの再起動

設定の変更を有効にするためにPostgreSQLを再起動

sudo service postgresql restart

iDempiereをインストールするための設定

adempiereユーザーロールの作成

sudo su - postgres

psql -U postgres -c "CREATE ROLE adempiere SUPERUSER LOGIN PASSWORD 'adempiere'"

 logout

 

iDempiereのデータベースの作成

createdb --template=template0 -E UNICODE -O adempiere -U adempiere idempiere

psql -d idempiere -U adempiere -c "ALTER ROLE adempiere SET search_path TO adempiere, pg_catalog"

 

iDempiereのデータベースのリストア

psql -d idempiere -U adempiere -f ExpDat.dmp

【補足説明】iDempiereとJPiereとはダンプファイルが異なります。

iDempiereの環境を構築する場合とJPiereの環境を構築する場合とでは、リストアするダンプファイルが異なりますので、注意して下さい!!

【iDempiereのダンプファイル】

  • iDempiereサーバーのData -> seed の中にある、Adempiere_pg.jar

【JPiereのダンプファイル】

  • JPCSのDataフォルダの中にある、ExpDat.dmpファイル

その他

iDempiereデータベースの削除

dropdb -U adempiere idempiere

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