他のOSSと連携してコストを最小限に抑えたIT経営の推進!!

 Compiere Distributionだけではなく、他のオープンソースソフトウェアと連携する事で、コストを最小限に抑えたIT経営の推進が可能になります!!

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オープンソースの業務アプリケーションを活用したIT経営の必要性

 2014年4月現在の私(萩原 秀明)の所感では、オープンソースの業務アプリケーションの導入は、日本よりも海外の方が積極的であり、特に新興国と言われる国々で盛んになっているように思います。

 iDempiereのコミュニティーに参加している技術者も、先進国の技術者より新興国と言われる国々の技術者が多いのではないかと思います。海外のiDempiereのSI案件をサポートさせて頂く機会があったのですが、導入する企業のオープンソースの業務システムを導入する事への心理的な抵抗は海外の方が日本よりだいぶ少ないように感じます。

 TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)の導入や、さらなる技術の進歩により今後ますます経済のグローバル化が促進されるのは間違いありません。そのような状況で、新興国ではオープンソースで業務システムを構築し、コスト削減に努めています。ただでさえ人件費などのコストが高い日本が、システムでも新興国より多くのコストを掛けていたら、日本の企業は価格面ではますます不利になってしまいます。「他がマネのできない付加価値の高い物やサービスを提供すれば良い」と簡単に言う人がいますが、他がマネのできない付加価値の高い物やサービスを提供するのは、そう簡単に出来る事ではありません。

 そう考えると、今後オープンソースの業務アプリケーションを上手に活用しコスト削減していく事が、企業の生き残り戦略のひとつになるのではないかと思います。言い換えれば、OSやミドルウェアでオープンソースを活用し、コスト削減するのが当たり前になってきているのと同じように、オープンソースの業務アプリケーションを活用しコスト削減するのが当たり前になる時が遠からず来ると思います。

 オープンソースの業務アプリケーションを上手に活用する事も「他がマネのできない付加価値の高い物やサービスを提供する事」と同様に、簡単にできる事ではありませんが、両方とも企業が生き残るために取り組まなければならない課題なのではないかと思います。

オープンソースを活用したIT経営を実現するためのシステム構成例

 次のイメージは、オープンソースを活用したIT経営を実現するためのシステム構成例です。日本でも、似たようなシステム構成を採用する事例も(2014年4月現在)出始めています。

他のOSSとの連携
他のOSSとの連携

OSS(オープンソース・ソフトウェア)のERP

 ERPは業務アプリケーションの中核となる存在です。オープンソースのERPとしては、このサイトで紹介しているCompiere Distributionが元祖とも言える存在ですが、最近では他にもOSSのERPがいくつか出てきています。自社に適したOSSのERPを見極める事は大変かもしれませんが、Compiere Distributionは、候補の1つにはなるはずです。

 

OSS(オープンソース・ソフトウェア)のCMR(顧客管理システム)

 Compiere Distributionには顧客管理の基本となる機能は備わっています。iDempiereになり見込み顧客(リード)を管理する機能も充実してきました。しかし、既に他のオープンソースのCRMを使用していたり、iDempiereには実装されていないような高度な顧客管理機能を使用したい場合には、CRMに特化したシステムとの連携も必要になってくるでしょう!オープンソースのCRMとしては「Sugar CRM(シュガーシーアールエム)」や「vTiger(ヴイタイガー)」などが有名です。

 

OSS(オープンソース・ソフトウェア)のBI(ビジネス・インテリジェンス)

 Compiere DistributionにもBIと言っても過言ではない機能はいくつもあります。例えば、多次元分析レポートや、ダッシュボード(ガジェット)の機能などは実装されています。しかし、よりよい操作性や、大量のデータを高速に処理する事などを望むのであればBIツールの活用も必要になってくるでしょう!オープンソースのBIは「pentaho(ペンタホ)」や「JasperReports(ジャスパーレポート)」などがあります。

 

OSS(オープンソース・ソフトウェア)の人事/給与/勤怠管理

 Compiere Distributionの中にもADempiereには、人材管理(HR)の機能がありますし、iDempiereにもADempiereの人材管理(HR)の機能がプラグインとして提供されていますが、2014年2月現在、その機能はまだ未検証です。仮に検証しても、日本でそのまますぐに使えるというわけにはいかないでしょう。そのため、人事/給与/勤怠管理などは、他のシステムを使用して、必要なデータをCompiere DistributionにI/Fするのが現実的なのではないかと思います。オープンソースの人事/給与/勤怠管理は国産の「MosP(モスプ)」があります。

 

OSS(オープンソース・ソフトウェア)のポータル

 企業経営には、業務データだけではなく、直接業務とは関係がない情報でも共有する必要があります。そのような社内文章的な情報は、ポータルとよばれる社内向けのWebサイトを構築する事で、実現する事ができます。ポータル構築のオープンソースとしては「Liferay(ライフレイ)」などがあります。

 

OSS(オープンソース・ソフトウェア)の統合ID管理/総合認証

 社内のシステムが多数存在すると、そのIDの管理やシングルサイオンなどの仕組みを構築することも必要になってくるでしょう。ID管理者シングルサインオンの分野では、「OpenIDM(オープンアイディーエム)」や「OpenAM(オープンエーエム)」などがオープンソースとしては定評があります。

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