JPiere3.1のインストール

 JPiere3.1のインストールは、基本的にiDempiereのインストールと同じです。ここでは、主にJPiere3.1のインストールから実際に使用するまでの注意事項を掲載しています。

JPiereのバージョン番号について

 JPiere(ジェイピエール)は、オープンソースのERP iDempiereの日本商習慣対応ディストリビューション(頒布形態)であり、プラグイン群です。iDempiereはプラグインを実現するためにOSGiを取り込んでいます(※iDempiereの"i"はOSGiの"i"です)。そしてそのOSGiは、プラグインをバージョン管理できるように仕様策定されており、iDempiereのバージョンと、iDempiereのプラグイン群であるJPiereのバージョンの整合性を保つ事は重要です。そのため整合性を分かりやすく保てるように、JPiereのバージョンはiDempiereのバージョンに合わせています。

JPiere3.1の推奨システム要件

 JPiere3.1では下記のシステム環境を想定しています。OSDNで公開しているインストールパッケージも下記のシステム環境用のインストールパッケージになります。

【OS】Windows 64bit, Linux 64bit

 JPiere3.1のインストールパッケージは64bitのWindowsとLinuxのみ用意しています。それ以外の環境で使用したい場合は、JPiere3.1の開発環境を構築し、自身で使用する環境に合ったインストールパッケージを作成して下さい。

 

【DB】PostgreSQL9.2, 9.3, 9.4

 JPiere3.1のコアとなるiDempiere3.1のPostgreSQLのドライバーが9.4です。そのため、PostgreSQL9.5を使用する事はおススメできません。PosgreSQLのドライバーは上位互換は保証されていないはずですので、PostgreSQL9.5を使用すると思わぬトラブルに遭遇する可能性があります。

 そして、JPiere3.1のダンプファイルはPostgreSQL9.2で作成しています。そのため、PostgreSQLの9.1以下のバージョンを使用する事はおススメ致しません。PostgreSQLのダンプファイルは、下位のバージョンでのリストアは保証されていないはずですので、PostgreSQL9.1以下のバージョンでリストアすると思わぬトラブルに遭遇する可能性があります。

 

【Java】Java8

 JPiere3.1の公開インストールパッケージはJava8で動作します。Java7は、Oracleではサポート期間が切れていますので、使用する事は想定していません。OpenJDK1.7も公開しているJPiere3.1のインストールパッケージでは使用する事はできません。

  OracleのJava8を使用する事をおススメ致します。それ以外のJavaのバージョンを使用したい場合には、環境に合ったインストールパッケージを自身で作成して下さい。

 

【補足説明】推奨システム要件以外の環境へのインストール

 推奨システム要件以外の環境へも、自身でJPiereの開発環境を構築しインストールパッケージを作成する事で、インストールする事ができます。

 JPiere3.1のインストールパッケージはOSDNのサイトで公開しています。

JPiere3.1のインストールパッケージへの行き方

 パッケージには、"JPiere Install Package"と"JPiere Source Code"の2つパッケージがあります。パッケージ名通り、"JPiere Install Package"にはJPiereのインストールパッケージを掲載しており、"JPiere Source Code"には、JPiereのインストールパッケージを作成した時点のソースコードを掲載しています。

ダウンロードパッケージ一覧
ダウンロードパッケージ一覧

JPiere3.1-20161031のインストールパッケージ

 OSDNのサイトで公開しているJPiere3.1の20161031のインストールパッケージ(Install Package)には、64bitのLinux用のインストールパッケージと64bit用のWindowsのインストールパッケージと、両方のインストールパッケージで使用できるPostgreSQLのダンプファイル(ExpDat.dmp)があります。

JPiere3.1-201605と201601のインストールパッケージ

 OSDNのサイトで公開しているJPiere3.1の201601と201605のインストールパッケージ(Install Package)の中には次の4つのファイルがあります。必要に応じてダウンロードして下さい。

JPiereインストールパッケージ
JPiereインストールパッケージ
ファイル 説明
idempiereServer.gtk.linux.x86_64.zip Linuxの64Bit用インストールパッケージ
idempiereServer.win32.win32.x86_64.zip Windowsの64Bit用インストールパッケージ
ExpDat-English.jar 主言語が英語のPostgreSQLのダンプファイル
ExpDat-Japanese.jar 主言語が日本語のPostgreSQLのダンプファイル

 例えば、Windowsの64Bitの環境で、英語が主言語のJPiereを構築したい場合には、次の2つのファイルをダウンロードして下さい。

  • idempiereServer.win32.win32.x86_64.zip
  • ExpDat-English.jar

 例えば、Linuxの64Bitの環境で、日本語が主言語のJPiereを構築したい場合には、次の2つのファイルをダウンロードして下さい。

  • idempiereServer.gtk.linux.x86_64.zip
  • ExpDat-Japanese.jar

【補足説明】PostgreSQLのダンプファイルについて

  • PostgreSQLのダンプファイルはLinux環境でもWindows環境でも、リストアする事ができます。利用するインストールパッケージがLinuxかWindowsかは気にせずに、主言語が英語が良いか、日本語が良いかでダウンロードするダンプファイルを選択して下さい。
  • PostgreSQLのダンプファイル.jarは"ZIP形式"で圧縮されています。ZIP形式で解凍するとExpDat.dmpファイルになり、リストアする事ができます。
  • ExpDat-Japanese.jarのダンプファイルは、ExpDat-English.jarのデータをもとに、主言語を英語から日本語に変更しただけのデータです。参照:【iDempiere Lab】iDempiereを早く&軽くするパラメータ設定6:主言語の切替え 
  • 基本的にはExpDat-English.jarのデータを使用して環境構築する事をおススメします。 ExpDat-Japanese.jarは、日本語を主言語にした場合のお試し用に用意しているものです。

JPiere3.1のインストール

 JPiere3.1のインストールは、基本的にiDempiereのインストールと同じです。JPiere3.1の推奨システム要件とリストアするデータベースのダンプファイルにだけ気を付ければ、難しくはありません。

【補足説明】Windows7とWindows8へのインストールする場合

Windows7とWindows8にインストールする場合は、Windows10のインストール方法も参照して下さい。基本的にWindowsであれば、どのバージョンを使用しても、同じ方法でインストールする事ができます。Windows10のインストールの記載がiDempiere3.1を前提に記載していますので、JPiere3.1をインストールするのに適した記載内容になっています。

JPiere3.1へのログイン

 JPiereへのログインはiDempiereへのログインとまったく同じ方法です。JPiereのログインIDはメールアドレスの設定になっています。

ログイン

 JPiereにはデモ環境として"OSS ERP Solutions"というクライアント用意しています。OSS ERP Solutionsのクライアントには次の情報でログインできます。

◆デモクライアントにログインできるユーザーIDとパスワード

※スパムメール防止のため、ログインIDとして使用しているメールアドレスの"@"の表記を"(at)"としています。実際にログインする際には"(at)"の部分を"@"に置き換えて下さい。

ユーザー名称 ログインID(メールアドレス) パスワード
SuperUser superuser(at)oss-erp.co.jp System
OSS ERP Solutions Admin admin(at)oss-erp.co.jp admin
ユーザー01 user01(at)oss-erp.co.jp password
ユーザー02 user02(at)oss-erp.co.jp password 
ユーザー03 user03(at)oss-erp.co.jp password 
ユーザー04 user04(at)oss-erp.co.jp password 
ユーザー05 user05(at)oss-erp.co.jp password 
ユーザー06 user06(at)oss-erp.co.jp password
ユーザー07 user07(at)oss-erp.co.jp password
ユーザー08 user08(at)oss-erp.co.jp password
ユーザー09 user09(at)oss-erp.co.jp password
ユーザー10 user10(at)oss-erp.co.jp password

◆デモクライアントにログインできるユーザーが選択できる職責(Role)

 デモクライアントにログインできる上記のユーザーには次の3つの職責を割り当てています。ログイン時にどの職責にするのか選択して下さい。

職責 メニュー 説明
 Admin Role  Menu 管理者用
 Power User Role  JPiere Basic Menu パワーユーザー用
 Training User Role  JPiere Training Menu 練習用

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【補足説明】iDempiere & JPiere を活用したい方&学びたい方へ

 iDempiereとJPiereはオープンソースのため、ソースコードを読んだり、インターネットに散見される情報を拾い集めて学習する事は可能ですが、それには膨大な時間と労力が必要です。そして、独学ではなかなか全体像が把握できず、木を見て森を見ず"という状態に陥りやすくiDempiereとJPiereを正しく理解し活用する事は困難でしょう。

 そこでJPiereの母体となっている、iDempiereをよりよく知ってもらい上手に活用して欲しいという思いから、オープンソースのERP iDempiere(アイデンピエレ)を体系的に学べるトレーニング講座を用意していいます。iDempiereのトレーニングを受講して頂く事で、効率よくiDempiereを学ぶ事ができ、不用意なトラブルを未然に防ぐ事にもつながります。