iDempiereのビルド＆パッケージ作成(iDempiere6.1以上)

iDempiere6.1をビルドして、インストールパッケージを作成する方法について調査及び研究しその成果をまとめています。

MavenのVerifyの実行

ソースコードが格納されているフォルダもしくはディレクトリ上でMavenのコマンド verifyコマンドを実行します。

目安として5分～１０分程度かかります。

mvn verifyのエラー対応

org.adempiere.webui.factory.IFormWindowZoomFactoryのエラー対応

このエラーはJPiereのフォームウィンドウのプラグインで発生します。

このエラーを回避するためには、Parent POMを修正する必要があります。

org.idempiere.parentプロジェクトにあるpom.xmlの下記の箇所をコメントアウトして下さい。

上記をコメントアウトしたあとで、Eclipse上でクリーン&ビルドを再度実行し、その後で、mvn verifyを行ってみて下さい。

◆関連情報

このエラーは、2019年1月8日にiDempiereコミュニティーが下記の対応を行った事により発生したものです。OSGiのフラグメントの使い方によっては、同様のエラーが発生する事がありますので、これと同じ対応を行えば、エラーを回避できるはずです。

• IDEMPIERE-3531: clean stuff download by download-maven-plugin to resulve issue report at group also auto run clean
• IDEMPIERE-3531: clean stuff download by download-maven-plugin to resulve issue report at group also auto run clean (eclipse)

インストールパッケージ

インストールパッケージは、org.idempiere.p2プロジェクトのtargetフォルダのproducts配下に作成されます。Windowsであれば、x86_64フォルダがiDempiereのサーバーのフォルダとなりますので、これを好きな所にデプロイして、初期設定を行えば、iDempiereのアプリケーションサーバーを起動する事ができます。