JPiere販売管理カスタマイズ

 ここではオープンソースのERP iDempiere(アイデンピエレ)の日本商習慣対応ディストリビューションである、JPiere(ジェイピエール)に施されている販売管理に関係するカスタマイズについて紹介しています。

JPiereの販売管理に関連する主なカスタマイズ

【JPIERE-0105】複数締日対応

 日本には五十払い(ごとばらい)といわれるような、ひと月に複数の締日を設けて支払いを行う商慣習が存在します。JPiere(ジェイピエール)は日本の商慣習に対応する事を目的としているため、五十払いのようなひと月に複数の締日のあるケースを適切に処理することのできるようにしました。

【JPIERE-0106】まとめ請求書

 このまとめ請求書の機能は、締日を設けて請求書を発行する必要があり、会計側で売上の計上をリアルタイムで把握したい場合に使用する事を想定しています。

 iDempiereでは売り上げの計上(売上の仕訳の起票)は売上請求伝票で行います。そのため月次の締め処理で売上請求伝票を一括して作成する場合、それまでの間は会計の仕訳として売上は計上されません。受注伝票と出荷納品伝票から、売上金額を把握する事はもちろん可能ですが、iDempiereで会計を導入する場合、やはり会計側でも仕訳としてリアルタイムで売上を確認したいのではないでしょうか?

 ”まとめ請求書”の機能の本質は、売上請求伝票(売上の仕訳)を作成するタイミングと請求書(請求データ)を作成するタイミングを分ける事にあります。

 売上請求伝票は会計的に売上を計上するタイミングで作成する事を前提に、請求書を作成するために必要となるデータは締日以降に”まとめ請求書”の機能を活用し作成します。そうすることで締日を設けて請求書を発行している日本企業が、iDempiereをERPとして活用する場合に、利益をリアルタイムで把握するというERPの最大のメリットのひとつを享受できるようになります。

【JPIERE-0183】見積伝票

 iDempiereの標準機能では、受注伝票で見積もりも行います。見積もりが正式受注に至った場合は、見積もりをそのまま受注伝票として使用する事ができるので、合理的と言えば合理的なのですが、日本では見積もりを複数回行うのはよくある事ですし、見積もりのデータは受注データとは別に残しておきたいのではないでしょうか?

 そこでJPiereでは、見積専用の伝票を作成し、見積もりを受注伝票から分離できるようにしました。そして、見積もりから受注伝票を作成する事ができる、各種便利なツールも用意しています。

【JPIERE-0202】受注伝票明細と見積伝票明細に品目原価をセットする

 iDempiereの標準機能では、受注伝票登録時に、品目の原価はわかりませんが、予定原価フィールドを追加してわかるようにしました。この事により、受注伝票明細毎に、粗利を把握する事ができるようになります。

 原価はあくまでも予定ですので、会計的に正確な利益ではありませんが、受注伝票の段階である程度の精度をもった利益がわかる事は、それなりにうれしいと思います。

 あくまでも管理目的に原価を把握できるようにしていますので、予定原価のフィールドは自動設定後、手入力で修正する事もできるようにしています。必要に応じて手入力して下さい。受注伝票明細と同じように見積伝票の明細にも予定原価を自動設定できるようにしています。

【JPIERE-0227】共有倉庫とセグメント別在庫管理と論理在庫移動

 iDempiereでは、基本的な仕様として在庫管理を行う枠組みである"倉庫"は、倉庫の中にある在庫の責任部署を明確にするために、必ずどこかの組織に所属する事になります。この仕様によりセグメント(組織)別の貸借対照表を作成する事が可能になり、在庫の責任部署の明確化とセグメント別の業績評価という観点では理解できる仕様です。

 しかしいっぽうで、現実的には複数の組織の在庫が、物理的に同じ倉庫に中に保管されている事はよくある事でしょう。複数の組織で使用している倉庫を"共有倉庫"とし、JPiereではその共有倉庫とセグメント(組織)別の在庫管理がスムーズに処理できるように検討し、セグメント別の倉庫と共有倉庫とで論理的に在庫移動が受注伝票で出来るようにしました。

各種売上の認識基準への対応(出荷基準/納品基準/(みなし)検収基準)

 JPiereでは出荷納品伝票完成時に、売上請求伝票を作成する事ができます。つまり、"出荷基準"による売上計上が可能です。”出荷基準"の売上計上に加えて、得意先に納品しさた時に売上を認識する"納品基準"や検収した時に売上を計上する"検収基準"、そしてにみなし検収日数を設定した"みなし検収基準"での売上計上も可能です。

受注伝票と見積伝票とで粗利の表示

 iDempiereの標準機能では、受注伝票登録時に、品目の原価はわかりませんが、予定原価フィールドを追加してわかるようにしました。この事により、受注伝票明細毎に、粗利を把握する事ができるようになります。  原価はあくまでも予定ですので、会計的に正確な利益ではありませんが、受注伝票の段階である程度の精度をもった利益がわかる事は、それなりにうれしいと思います。

セット品目を単品に展開

 iDempiereの標準機能である、受注伝票明細に入力したセット品目を、部品表を構成する品目ごとに明細を自動作成する機能をJPiereとしてカスタマイズしました。

在庫引当管理

 JPiereの契約管理は、契約書を一元管理し、契約内容に基づいて、販売管理と購買管理の各種伝票(受注伝票、出荷納品伝票、売上請求伝票、発注伝票、入荷伝票、仕入請求伝票)を作成する事ができます。

 JPiereの契約管理は汎用的に作られており、標準機能だけでも様々な契約を管理する事ができます。標準機能では管理できない特殊な契約を管理する場合でも、カスタマイズのベースとして使用する事ができます。

JPiereの販売管理に関連するカスタマイズ一覧 (最新100件)

関連するコンテンツ